ホーム » » 松村嘉浩 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか? 数千年に一度の経済と歴史の話

松村嘉浩 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか? 数千年に一度の経済と歴史の話

アニメ、漫画は時代の心理を表す。



1950年代 高度成長期 鉄腕アトム

70年代 スーパーカーブーム、舶来モノが高級品 サーキットの狼 

2015年  将来への不安 進撃の巨人

 



「私は主人公エレン"一生壁の中から出られなくても、、飯食って寝てれば生きていけ るよ、、でも、、それじゃ、、まるで家畜じゃないか?"というセリフとアルミンの"たしかに、この壁の中は未来永劫安全だと信じ切っている人は、どうかと思うよ。100年壁が壊されなかったからといって、今日壊されない保証なんか、どこにもないのに、、というセリフが大きなヒントだと思っています」

「つまりこれは(不安におびえる現代社会)を投影しているのではないかと思うのです。現代社会はモノにあふれていて、贅沢をいわなければ平和に暮らしていけますね。だけれども、本当にこのままで大丈夫なのだろうか?今は良いけれど自分たちが戦ってもまったく歯が立たない巨人のような何かが襲ってくるのではないのか?といった(漠然とした不安)を持っている気持ちが、うまく表現されているように思えるのです。

アニメの主題歌の"家畜の安寧 虚偽の繁栄"という歌詞は、すごく的確な表現で、私の心に刺さりました。

「さらに言うと、人類が巨人から身を守るために壁が三重になっているのです。いちばん内側で安全なウォール・シーナには王政府や裕福な人間が住んでいて、主人公たち若者はいちばん外側で一番危険なウォール・マリアの内側に住んでいる。この設定が、現在の格差や既得権益に不満を覚える若者の潜在意識をとらえているのではないでしょうか」

「人々が自然に行動した結果を観察すると、世の中の真実が見えてくるものなのですよ。マンガが売れるというのはその一例です」

「最近、若者の人口が減ったせいでファーストフード店の雇用が難しくなっているわけですが、モズバーガーが逆転の発想で高齢者を雇用したところ、人生経験を活かしたキメの細かいサービスが評判になって、若者がその居心地の良い温かさを求めて集まってきて人気店となっているそうです。

モス爺婆(ジーバー)というそうですよ。

 

Return to page top